【北第一・第二支部8月合同例会】知財と情報を中小企業の武器に!

特許だけじゃない!知財と情報を中小企業の武器に!

感想

8月25日にZoomを使い北第一支部、北第二支部合同例会を開催いたしました。
今回の報告は弁理士法人いしい特許事務所の藤井さんです。
報告テーマは『特許だけじゃない!知財と情報を中小企業の武器に!』
ゲスト6名を含め50名以上が参加する、非常に活気ある例会となりました。
■報告内容
藤井さんは特許事務所の技術者、事業会社の経営戦略室等を経て、2012年にいしい特許事務所に入社されました。
弁理士の資格を持たない藤井さんは、一事務員の立場でありながら、度々スタッフが理不尽に解雇される歪な状況や、現場を顧みない営業方針等に疑問を感じ、代表と直談判。以後、事務長という立場で、事務所の経営に携わることになります。
その後、売上の多くを依存していたメインクライアントの体制変更により、売上が激減。国内の特許出願数も減少の一途を辿っている状況に鑑み、藤井さんは、特許にこだわらない「知財MIX」「DX支援」に活路を見出します。
さらに、顧客の困りごとに多面的に対応するため、他業種の専門家間のパートナーシップである「いしい丸」を発企し、顧客の事業を積極的に支援されています。
特許事務所の範疇を超えて多種多様な相談に応え、顧客と専門家を繋ぎ、その結果、顧客の事業が成長すれば、自分たちの知財の仕事も増える、という一見遠回りなプロジェクトは、藤井さんが学生時代より修練を積んできた少林寺拳法の「自他共楽」「半ばは自分の幸せを、半ばは他人の幸せを」という教えに立脚しているそうです。
同友会の「人を活かす経営」もまた、少林寺拳法の教えと重なっているという藤井さんは、2018年に同友会に入会。
経営の危機や代表との確執を抱えながらも、従業員が一致団結して苦境に立ち向かわれており、報告では従業員の幸せへの想いを、熱く語られていました。

■グループ討論
グループ討論は「自身の事業の枠を超えた取り組みをしていますか?」というテーマで行われました。
事業を取り巻く環境が激しく変化する昨今、誰もが新たな取組の必要性を感じている一方、そこには多くの困難や障壁が立ちはだかります。各々の成功体験や失敗談を交えながら、これらの課題をどう克服していくかといった、積極的なディスカッションが行われました。
変化が求められる時代だからこそ、知識と情報を吸収し、実践・報告・相談できる場である同友会の存在意義は非常に大きいと、改めて気付かされた例会でした。
株式会社AD5 片岡高志


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