「危機感」が生んだ事業拡大

2024年10月17日 (木) 、北第二支部例会を開催いたしました。
発表者はDRC株式会社の高野憲一さんで、『危機感が生んだ事業拡大』というタイトルでお話いただきました。
■報告内容
自己の生い立ちから始まり、会社の暗黒期からどういう経緯で自分が代表取締役になったのかまで、すべてオープンに熱をもって話されたので、非常に参加者の心をとらえる報告となりました。珍しい業界なので、そもそもの事業内容自体でも参加者の興味をひきつけていたようですが、そこからの事業構想、弟さんとの役割分担、技術や業界に対する危機感、MBAへの挑戦など、ストーリー性を帯びた構成も素晴らしくて、アンケート回答者全員が「非常に素晴らしい内容だった」という結果になりました。個人的には、内容もよかったのですがそれ以上に熱をもって話すそのスタンスが、最も参加者を惹きつけたのだと思いました。
■グループ討論
『10年後も社会に価値をもたらす会社であり続けるために、あなたは何をしますか？』というテーマでグループ討論を行いました。この5年で新会社5社、新規事業7つをスタートさせたという高野さん、その根源にあったのは「数カ月後には会社が潰れてしまうかもしれない」という危機感でした。これは誰にとってもある意味身近な話なので、まずは自社に・自分に何が不足しているのか、それを入り口にそれをどうやって補っていくのか、そのために自分がすべきことは何なのかと、議論を深めていきました。先を見つめて、いま不足していることに危機感を醸成する、いい討論になったと思います。
北第二支部所属 社会保険労務士法人協心　吉村徳男