【北第二支部10月例会】人事評価制度で動機づけ

10月例会

感想

「あのころの自分は、怖いもの知らずで、イケイケだった...」今回、三回目の報告となる片山さんは、過去の報告の時を振り返り、こう語りました。その言葉に、二年前の報告の時の片山さんの姿が、脳裏によみがえりました。「良い会社をつくりたい」という強い思いから、同友会に入会し経営に関する実践を学び、MBAで経営理論を学ぶという、両手に強力な武器を携えて、組織を改革していこうとする片山さんは、意欲的で、ある意味「野望」に燃えていました。

時は流れ...
 この二年間、会社のために様々なことをしたにも関わらず、思うように成果が見えないことや、組織改革の渦中にある従業員の問題を通し、片山さんは、改めて、「人」の大切さを実感したそうです。そして、「自分にとって、人と向き合うというのは、ほんとうは苦手なことだけれど...」という言葉を付け加えつつ、今、従業員としっかり向き合うことを「仕組化」して、実践しているのです。

片山さんは、うまく行かなかったことも、きちんと、その原因を考えて、それを無駄にしないで、次のステップへと積み重ねています。「良い会社をつくりたい」という思いは、かつてと変わらないものの、「社員がここで働くことを誇りに思う会社、幸せに思える会社にしたい」と、その思いは、二年前の報告より深まっているように感じました。

 数年おきの報告によって、ひとりの経営者の歩みを共に共有できるのも、同友会の楽しさのひとつだと思います。そして、同じ年月を自分がどのように過ごしてきたのかを、顧みる機会にもなります。「このやり方がうまくいった」という、単なるハウツーではない、根本的な学びの場であると、改めて感じました。
 また、二年後に片山さんの報告を聞きたいですね!(浦野保険事務所 浦野 真弓)

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