「永遠のナンバー2」の仕事術

「ここだけの話」をできる人。そう聞いて、岡坂さんの顔を思い浮かべる会員も多いのではないでしょうか? 北第2支部の7月例会は、日光護謨工業株式会社の取締役総務部長で、北ブロック情報化・広報委員会の副委員長としてもご活躍中の岡坂哲夫さんに報告いただきます。水道や照明向けのゴム製品の卸売・加工で80年近くの歴史を有する同社。現在は兄・裕介さんが社長を務め、岡坂さんは主に管理部門を任されています。ビジネススクールや同友会で経営の勉強に励み、指針セミナーにも参加しましたが、あくまで自分は会社の「ナンバー2」、たぶんずっと。トップ向けの話はどうもしっくりきません。果たして自分に経営層としての価値はあるのか・・・。しかし、紛れもなく岡坂さんは、会社に欠かせない唯一無二の役割を担ってきたのです。それは、営業肌で剛腕な面もある兄を陰から支え、従業員たちの悩みに真摯に向き合い、兄と従業員たちの「すき間」を埋めること。物と物のすき間を埋めるゴム製品にも通ずるこの役割は、指針セミナーで自らが作った経営理念の体現でもあります。兄とともに厳しい経営状況に立ち向かう岡坂さんの物語、必見です!

会場名:大阪市立 総合生涯学習センター(5階:第4研修室)
会場住所:〒530--000 大阪府大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5階
電話番号:06-6345-5000
URL:https://osakademanabu.com/

感想

2024年7月18日 (木) 、北第二支部例会を開催いたしました。
発表者は日光護謨工業株式会社の岡坂さんで、「永遠のナンバー2の仕事術」というタイトルでお話いただきました。
■報告内容
No.2の目線での例会報告...あまりないのではないでしょうか。ビジョン・ミッション・バリューといった話ではなく、それらを叶えるために自分がNo.2の役割を自覚して黒子となって、いかに組織を機能させるか、という報告でした。社長と従業員たちのすき間を埋めるための具体的な実践内容を惜しみなく披露され、例えばコミュニケーションの取り方1つとっても経営会議から週報、拠点訪問、1on1と、実際の成果と課題をきっちりと整理されており、また組織としての今後の展望まで発表いただいたので、非常に中身のある報告になったと思います。
■グループ討論
グループ討論は、「経営者として苦手な部分をどう解消してますか」というテーマで行いました。参加者は代表・No.2・個人事業主等、様々な立場の人が居ましたが、まず自社に・自分に何が足りないのか?というところから議論をはじめ、それを充足するために必要なものは右腕?自社社員?パートナー?といった、様々な角度から議論を深めました。参加者の立場を選ばないよいテーマだったのではないかと思います。(北第二支部所属 社会保険労務士法人協心 吉村徳男)

  • 【7月北第2支部例会】永遠のナンバー2
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