【新大阪支部1月例会】四者共栄

失敗から生まれた経営理念

今年で創業54年を迎える株式会社ニイタカの佐古晴彦様に報告をして頂きます。
創業して20年間は大変厳しい状況で、なかなか思うように経営が進まず、あるお得意先様から、「宿泊の食事提供に大量の固形燃料を使用するので、生産してみてくれないか?」の一言で固形燃料の生産を始め、これが事業拡張の転機になったそうです。
当時、ホテルなどの宿泊施設では、食事の鍋料理に使用する燃料について、従業員が使う量を一斗缶に入っている大きな容器からひしゃくですくって使用するのが通常だったそうです。
それを簡単に使いやすいように固形に改良して提供されました。
経済成長に伴い、社員旅行や修学旅行など団体旅行が主流になったために、需要が拡大しました。
もし、あのときのお得意様からの声がなかったら・・・・。

苦しい時こそ、周りの人みんな(株主・社員・取引先・地域)から助けてもらえた。その経験から「四者共栄」という経営理念が生まれたという、昨今失われかけつつある助け合いの絆の大切さをお話しして頂けることと思います。

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