理念を貫き全員と向き合う

理念を貫き全員と向き合う
~変わったのは私だった~

白砂さんは若者の支援団体を立ち上げ、国や地方行政から生活困窮者や就労困難な若者の自立支援事業を受託しています。
しかし、経営は苦難の連続で退職者も続出。
創業時からの代表が退任し、自ら代表となりますが、スタッフとの衝突やトラブルが繰り返し起こります。
入会した同友会で理念を見つめ直し、スタッフ全員と向き合い、ついに離職者ゼロとなります。
創業者から経営者へ自らの変化を語る報告です。

会場名:とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ (阪急豊中駅前エトレ5階)
会場住所:〒560-0026 大阪府豊中市玉井町1-1-1
URL:https://toyonaka-step.jp/

感想

まずは貴重な機会を与えて頂いたことに感謝申し上げます。"人"に関するテーマが決まってから「会社と自分の歴史を客観的・体系的に振り返ったことがない」という現実に直面し、リハーサルで厳しくも温かいフィードバックをもらいながら、何度も原稿を書き直しました。結果的に「過去の話が多すぎる」というご意見を頂くなど反省点も多くありますが、このタイミングで過去に向き合うことが、私にとって未来に進むための必要条件だったと感じています。実は例会を挟んで1週間くらいの間に、弊社にとって衝撃的な出来事が連続して起こりました。どれも深刻な事案でしたが「これは会社がより良くなるため、私たちが本気でミッションを実現するための試練にちがいない」と冷静に受けとめる自分がいました。過去を振り返り、後悔や怒り、不安...といった感情や思考の渦に飲み込まれそうになりながら、それでも自分の軸に立ち戻るという日々が、未来に向かうための鍛錬だったのではないかと思います。例会報告を終えて10日が過ぎた今、スタッフからの提案、私自身があたためてきたプランの実現化など、マイナスな出来事以上に新しい展開が次々生まれています。試練はこれからも続くと覚悟していますし、私の代で理想の経営はできないかもしれませんが、次世代につながる会社づくりに取り組みます。理念、価値観が、魂としてスタッフ全員の胸に宿り、やりがいと希望を持って日々の仕事に取り組める会社をつくりたい。仲間と共に目指す社会の実現につながる事業を実践していきたい。このような意志をあらためて心に強く刻むことができました。このような時間を共に過ごしてくださった例会委員・支部のみなさん、本当にありがとうございました。これからも共に切磋琢磨し、信頼し合える仲間でいてください!(一般社団法人キャリアブリッジ 代表理事 白砂 明子)

豊能支部6月例会は一般社団法人キャリアブリッジ 代表理事 白砂 明子氏にお話しいただきました。団体設立から代表交代を経て現在までどのように社員と向き合ってきたかを振り返り、目指す社会の実現に向けて社内から多様性を認め合う風土を培っていこうと奮闘する、まさに現在進行中の経営体験報告でした。例会には支部内外から48名が集まり、グループ討論では社員との信頼関係について活発な意見が交わされ盛会に終わりました。「社長が変われば会社は変わる」と言いますが、人が変わることの難しさと変わり続けることの大切さを学んだ例会でした。
豊能支部 例会副委員長 山本章恵

  • 【6月豊野支部例会】理念と向き合う
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